高い完成度をもつR35GT-Rですが、第二世代とは違った特有のウィークポイントがあります。よく聞かれるのがトランスミッションのCリングやオイルシールなど。その他にいくつかありますが今回はABSユニットの故障を紹介します。

ABSにトラブルが発生すると上の画像のようにワーニングランプがいくつか同時点灯し、「VDCシステム異常 販売店で点検下さい」とエラーメッセージが出現します。

コンサルト3でチェックした結果、「VDC/TCS/ABS アクチュエーターASSY交換」が必要になることが分かりました。画像はエンジンルームの運転席側にある三角の蓋を開けた中に収まっているABSユニット。これを修理するには、部品代が193,320円（税抜）、ブレーキフルード交換とユニット交換工賃で計226,260円（税抜）の費用が掛ってしまいます。原因は不明です。走行条件やノーマル、チューニング問わず発生するので品質に問題があるのかもしれません。